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セレクトノート ― 迷ったときの、小さな相談相手。

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cadoの空気清浄機、
LEAF 330iで足りるか

空気清浄機を選んでいると、必ず「28畳」とか「65畳」という数字が出てきます。でも、その数字は「28畳の部屋なら、どの運転モードでもきれいになる」という意味ではありません。

cadoのLEAF 330iは、28畳(46m²)・最大風量340m³/h・価格88,000円。デザインと除菌・消臭性能を両立したモデルですが、フィルターが約1年ごとに9,900円かかります。本体価格だけを見て決めると、ここで驚くことになります。

この記事では、LEAF 330iの数字を「自分の部屋」に置き換えて考えます。320iや320との違い、運転音、オゾン方式の注意点までまとめました。

結論:20畳までのLDKか、寝室なら330i

私たちの結論は、こうです。

理由は、適用床面積が「最大風量で運転したときの目安」だからです。弱運転や中運転では、きれいにできる広さは小さくなります。28畳という数字を、そのまま部屋の広さに当てはめないでください。

「28畳」は最大風量のときの数字

空気清浄機の適用床面積は、日本電機工業会規格(JEM1467)に基づいて算出されます。簡単に言うと、決められた試験室で、最大風量で運転したときに、一定時間でどれだけきれいにできるかという数字です。

つまり、次の3つを無視しています。

だから、28畳表記の機種は「28畳の部屋を保証する」ものではなく、「最大風量なら28畳相当まで対応できる」と読むのが正確です。実際には、表記の6〜7割の広さで考えると選びやすいと思います。

28畳 × 0.7 = 約19.6畳。LDKが20畳前後なら、330iは妥当な選択肢になります。

LEAF 330iの仕様

項目LEAF 330i
価格(2026年10月30日時点)88,000円(税込)
適用床面積〜46m²(28畳)
最大風量340m³/h
フィルターH13グレードHEPA(0.3μmを99.95%捕集)
除菌・消臭オゾンユニット搭載
センサーニオイ/ホコリ/照度/温度/湿度
消費電力6W(弱)〜52W(急速)
運転音30dB(弱)〜65dB(急速)
本体寸法直径242×高さ652mm
質量6.6kg(フィルター含む)
アプリ対応(無線LAN 2.4GHz)
交換フィルターFL-C330/9,900円/約1年

※cado公式ストアの掲載仕様(2026年10月30日時点)によります。適用床面積は最大風量時の目安です。

330iの特徴は、円柱型のデザインと、下側面全周からの吸気です。壁際に置いても、正面だけでなく全周から空気を吸い込みます。上面に風を送るので、部屋の空気を循環させやすい構造です。

センサーは5種類。ホコリやニオイを検知して、自動で風量を変えます。アプリにも対応し、外出先から運転状況を確認できます。ただし、無線LANは2.4GHzのみ。5GHzしか使えない環境では、接続できない可能性があります。

28畳表記は、最大風量のときの数字。20畳前後のLDKなら、まず330iを検討してください。

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330i・320i・320の違い

モデル適用床面積価格アプリ交換フィルター
LEAF 330i28畳88,000円対応FL-C330/9,900円
LEAF 320i26畳60,500円対応FL-C320/7,975円
LEAF 32026畳57,800円非対応FL-C320/7,975円

※価格はcado公式ストア(2026年10月30日時点)。フィルター価格は税込。

330iと320iの違いは、適用床面積が26畳から28畳に増えたことと、オゾンユニットによる除菌・消臭が加わったことです。価格差は27,500円。この差を「2畳と除菌機能に払えるか」で判断します。

320iと320の違いは、アプリ対応かどうか。320はリモコンや本体操作だけで、外出先からの操作はできません。価格差は2,700円なので、アプリを使う予定がなくても、320iのほうが売却時や買い替え時に有利かもしれません。

「寝室に1台、リビングに1台」と分けるなら、寝室は320i、リビングは330iという組み合わせも現実的です。寝室は広さより静かさ、リビングは広さと除菌性能を優先する、という考え方です。

いちばん見落とす、フィルター代

空気清浄機は、買ってからもお金がかかります。330iの交換フィルターはFL-C330で9,900円、交換の目安は約1年です。

5年使うと、フィルター代だけで49,500円。本体88,000円と合わせて、5年間の総額は約137,500円になります。これは決して安い買い物ではありません。

だからこそ、比較するときは「本体価格」ではなく「本体+フィルター5年分」で見てください。320iならフィルターが7,975円なので、5年で39,875円。本体との合計は約100,375円です。330iとの差は、5年で約37,000円になります。

フィルター交換のサインは、本体のインジケーターが赤色に点滅します。交換を忘れると、風量が落ちるだけでなく、捕集した汚れが再飛散することがあります。年に1回、カレンダーに日付を入れておくのがおすすめです。

なお、HEPAフィルターは基本的に水洗いには向きません。掃除機で表面のホコリを吸い取ることはできますが、交換時期が来たら新しいものに替えてください。

運転音と置き場所

330iの運転音は、弱運転で30dB、急速で65dBです。30dBは図書館より少し静かな程度、65dBは掃除機や電車の車内に近い音です。

寝室に置くなら、弱運転か自動運転で使うことになります。最大風量で回り続けると、睡眠の妨げになります。寝室の広さが10畳以下なら、330iを弱で回すより、320iを自動で回すほうが静かに感じるかもしれません。

置き場所は、部屋の中央か、空気の通り道が理想です。壁から10cm以上離し、吸気口をふさがないようにします。テレビや棚の陰に置くと、センサーが汚れを拾いにくくなります。

330iは直径242mm、高さ652mm。A4用紙より少し大きい円柱が、床から65cm立ち上がるイメージです。設置面積は思ったより取りませんが、倒れやすいので、地震対策のマットやストッパーを併用してください。

オゾン方式について

330iは、オゾンユニットを搭載しています。オゾンには除菌・消臭の作用があり、20分間の運転で空気中の菌を99%以上抑制したという試験結果が案内されています。

ただし、オゾンは濃度が高すぎると、のどや目に刺激を感じることがあります。cadoは「安全基準内」としていますが、喘息などの呼吸器疾患がある人、小さな子どもやペットがいる家庭は、購入前にメーカーの説明を確認してください。

運転中にオゾン臭を感じる場合は、換気をするか、オゾン運転を停止できるモデルかどうかを確認します。すべての個体で同じとは限らないため、過度に心配する必要はありませんが、知っておいて損はない情報です。

向かない人

330iが向いている人

  • LDKが15〜20畳くらいある
  • 花粉・PM2.5・ペットのニオイが気になる
  • デザインを優先して、部屋に出しっぱなしにしたい
  • アプリで遠隔操作したい
  • フィルター代を含めて、5年使う前提で考えられる

向かないかもしれない人

  • 30畳を超える広いLDK(1台では足りません)
  • 加湿も同時にしたい(330iは加湿機能なし)
  • フィルター代をできるだけ抑えたい
  • 運転音を最優先する(65dBは静かではありません)
  • 5GHzのWi-Fiしかない(2.4GHzのみ対応)

よくある質問

編集部のひとこと

空気清浄機は「畳数」で選ぶと、だいたい大きすぎるものを買ってしまいます。28畳表記の機種を10畳の寝室に置くと、弱運転でも十分なくらいです。

逆に、いちばん失敗しやすいのは「LDKの広さを過小評価する」こと。リビングとキッチンがつながっていると、思っているより空気が広がります。間取り図を見ながら、ドアを開けたままの広さで考えてみてください。