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セレクトノート ― 迷ったときの、小さな相談相手。

DESK

スタンディングデスクは、
本当に必要か

昇降デスクを調べ始めると、必ず「健康にいい」「腰痛が改善する」という言葉が出てきます。でも、デスクを立って使う時間が増えたからといって、腰痛が治るわけではありません。立ちっぱなしも、座りっぱなしと同じくらい疲れます。

私たちは、スタンディングデスクは「座る時間と立つ時間を切り替えるための道具」だと考えています。1日中立つためのものではなく、30〜60分ごとに姿勢を変えるためのもの。この前提がないと、買っても使わなくなります。

この記事では、FlexiSpotのE7を例に、買う前に決める3つ、E7H・E7 Pro・E7 Clickとの違い、失敗しやすいポイントを整理します。

結論:切り替える気があるなら、E7は良い入口

私たちの結論は、こうです。

E7は、昇降範囲58〜123cm、耐荷重125kg、デュアルモーター、メモリー機能、障害物検知、5年保証。最初の1台として、必要な機能はほぼ揃っています。天板のサイズや素材を選べるのも、部屋に合わせやすいポイントです。

ただし、E7は「買えば健康になる」道具ではありません。立つ時間を増やすつもりがないなら、固定デスクのほうが安くて場所も取りません。

買う前に決める3つ

昇降デスクは、買ってからでは変えられないものが3つあります。この3つを先に決めると、機種選びが一気に楽になります。

1. 置く場所の幅と奥行き

まず、部屋のどこに置くかを決めてください。壁から天板の端まで、どのくらい離せるか。ドアの開閉を邪魔しないか。椅子を引いたときに、後ろにどのくらいスペースが要るか。

天板は、幅120cm・奥行60cmが最小限の目安です。ノートPCとモニター1台なら120×60cm、モニター2台やキーボードを使うなら140×70cm以上が欲しくなります。ただし、幅を広げると部屋の圧迫感も増えます。設置寸法を紙に書いて、床に置いてみるのがいちばん確実です。

2. 天板の上に何を載せるか

耐荷重は、天板の重さを含みます。E7は125kgですが、モニターアームを付けると、天板の端に荷重が集中します。アームの耐荷重と、天板の厚みが耐えられるかを確認してください。

デスクトップPCを載せるなら、本体の重さも忘れずに。ノートPCとモニター1台なら、E7の125kgで十分余裕があります。逆に、複数モニターとスピーカー、プリンターまで載せるなら、E7Hの160kgや、より広い天板を選んだほうが安心です。

3. 昇降範囲と、自分の姿勢

昇降範囲は、身長だけで決めないでください。座るときの高さと、立つときの高さの両方が必要です。E7は58〜123cm。身長150cm前後の人から190cm前後の人まで、おおよそ対応できる範囲です。

ただし、椅子の高さによって座面の高さが変わり、デスクの適正高さも変わります。椅子を買い替える予定があるなら、先に椅子を決めたほうがいい。デスクと椅子はセットで考えてください。

高さは「身長」より「ひじの高さ」

デスクの高さは、身長から計算するより、ひじの高さを基準にしたほうが合います。

この高さに天板を合わせると、肩が上がらず、手首も自然に置けます。逆に、モニターの位置が低いと、立っても下を向くことになります。昇降デスクを買ったら、モニターアームも一緒に検討してください。

キーボードの高さは、天板の上に置くキーボードトレーでも調整できます。ただし、トレーを付けると天板の耐荷重と高さが変わるので、設置前に確認が必要です。

まずはE7。昇降範囲58〜123cm、耐荷重125kg、5年保証で、最初の1台に向いています。

FlexiSpot公式ストアでE7を見る AmazonでE7セットを見る

E7・E7H・E7 Pro・E7 Clickの違い

モデル公式価格向いている人
E757,200円〜最初の1台。125kg耐荷重、58〜123cm、デュアルモーター
E7H63,800円荷物が多い。160kg耐荷重、USB給電、メモリー機能
E7 Pro61,600円広い天板と安定性。コの字型の脚、mybest 2026年8月で4.85
E7 Click57,600円組み立てを短縮。電動工具不要、10分組立、110kg耐荷重

※価格はFlexiSpot公式ストア(2026年10月30日時点)。天板サイズ・素材・セット内容で変わります。E7 Proの評価はmybest(2026年8月)の掲載情報によります。

E7Hは「荷物が多い人」向け

E7Hは、耐荷重160kgと、E7より余裕があります。USB給電とメモリー機能も付き、天板の下に配線をまとめるスペースがあります。デスクトップPCや複数モニター、スピーカーを載せるなら、E7Hのほうが安心です。

価格差は6,600円。重いものを載せる予定があるなら、この差は保険料だと思ってください。逆に、ノートPCとモニター1台なら、E7で十分です。

E7 Proは「揺れ」を気にする人向け

E7 Proは、コの字型の脚で安定性を高めたモデルです。天板を広く取ると、どうしても端が揺れやすくなります。高さを上げてタイピングするとき、画面が揺れると集中できません。E7 Proは、その揺れを抑えたい人に向いています。

mybestの2026年8月の検証では、昇降デスク部門で4.85を獲得し、「調整幅の広さ」「昇降しやすさ」で1位と案内されています。ただし、評価は第三者機関のものであり、すべての環境で同じとは限りません。

E7 Clickは「組み立てが面倒」な人向け

E7 Clickは、電動工具を使わずに10分で組み立てられることを売りにしています。引っ越しが多い人、工具を出すのが面倒な人には魅力的です。耐荷重は110kgと、E7より少なめ。モニター2台とデスクトップPCを載せるなら、E7かE7Hを選んでください。

価格と保証

公式ストアのE7は57,200円から。天板のサイズを140×70cmにすると、価格は上がります。AmazonのE7セット(140×70cm・ブラック)は、2026年10月30日時点で73,500円でした。

どちらで買うかは、保証と組み立てサービスで決めるといいと思います。公式ストアは5年保証と、有料の組み立て代行サービスを用意しています。Amazonは配送が早いことがありますが、保証の窓口は販売元によって変わります。

5年保証は、昇降デスクにとって大きいです。モーターや制御基板は、毎日使うと故障の可能性があります。安いノーブランド品との差は、この保証と部品供給に表れます。

失敗しやすいポイント

向かない人

向いている人

  • 在宅勤務で、1日の半分以上をデスクで過ごす
  • 座りすぎで、腰や肩が重くなる
  • 30〜60分ごとに姿勢を変える気がある
  • モニターアームやデスクトップPCまで含めて、作業環境を作りたい
  • 5年保証とサポートを重視する

向かないかもしれない人

  • 部屋が狭く、天板を広げられない
  • 立つ習慣が続く自信がない
  • 腰痛の治療を目的にしている(医療の代わりにはなりません)
  • とにかく安く済ませたい(固定デスクのほうが安いです)
  • 引っ越しが多く、家具を増やしたくない

よくある質問

編集部のひとこと

昇降デスクの話をすると、たいてい「結局、立つ時間はどのくらい?」という質問になります。私たちの答えは「1時間に1回、5分だけ」です。それ以上立つと、今度は足が疲れて座りたくなります。

デスクは、姿勢を変えるきっかけを作る道具。買う前に、1日のスケジュールを思い出して、どこで立つかを決めておくと、届いた日から迷わず使えます。